
- ブログをパクられたらどうすれば良いの?
- 防止策はあるの?
こんな声に答えます。
パクられると本来上位表示される記事でも検索結果に表示されず、アクセス数が減少する可能性があります。
場合によっては収益が出なくなる可能性もあります。
そこで今回はパクリ記事をいち早く発見する方法に加え、パクられたときの対処法・防止策を解説します。
本記事を参考にすると加害者の特定から撃退方法まで知ることができ、パクリ防止対策も行えます。
ポイント
- パクリを見つける方法3つ
- 丸パクリされたときの対処法6つ
- パクリ防止プラグインの紹介
ブログのパクリを見つける方法3つ
パクリを見つける方法は次の通りです。
パクリを見つける方法
- “”検索
- 画像検索
- コピーコンテンツチェックツール
順に解説します。
ブログのパクリを見つける方法①:“”検索
これは検索したい文章と完全一致するものを見つけたい時に使います。
使い方はシンプルで、検索したいタイトルや文章を「“”(ダブルクォーテーション)」で囲みGoogle検索するだけ。
類似する記事が検索結果に表示されるので、それをチェックしていきます。
ブログのパクリを見つける方法②:Google画像検索
パクリ記事は文章だけでなく画像もそのまま盗用してる場合があります。
そう言った場合、自分の記事で使ってる画像を元にパクリ記事を炙り出せます。
検索方法は簡単で自分のブログ内の画像を検索窓にドラッグするだけ。
類似画像及びそれを使用したサイトがヒットするのでチェックしていきます。
ブログのパクリを見つける方法③:コピーコンテンツチェックツール
これは自分がコピーコンテンツを作らないよう注意するために使うツールです。
今回のような場合でも使えるので無料で利用可能な2つを紹介します。
その①:こぴらん
「こぴらん」は初心者にも使いやすいツールです。
メリットは次の通り。
メリット
- 完全無料
- 検索結果がシンプル
- チェックスピードが速い
- ブックマークレット機能あり
コピーコンテンツのチェックを初めてやるという方にもおすすめです。
その②:Copy Content Detector
「Copy Content Detector」は株式会社ウェブサークルが運営しているツール。
WordPressにプラグインもあります。
メリットは次の通り。
メリット
- 無料
- 回数制限なし
- CSV一括登録機能あり
- 類似率・一致率・文章校正までを一括でチェック可能
- 自分のサイトをコピーチェックの検査対象から外せる
- 類似サイト・一致サイトを具体的にピックアップできる
ツールを使えばコピペチェックに要する時間を短縮できるのでおすすめです。
ブログを丸パクリされたときの対処法6つ
自分のサイトが盗用されていたらどうすべきか紹介します。
対処法は次の通り。
対処法6つ
- 魚拓をとる
- Googleに著作権侵害の申請をする
- 画像の差し替え
- ASPに通報する
- 加害者とコンタクトをとり削除してもらう
- 相手のサーバー管理会社に通報する
順に解説します。
ブログを丸パクリされたら①:魚拓をとる
魚拓というのは簡単にいうと「証拠を抑える」こと。
記事を削除されたり跡形もなくリライトされると打つ手がないので一番最初に行います。
魚拓の仕方は次の通り。
魚拓の仕方
- スクショをとる
- WEB魚拓を使う
WEB魚拓とはWeb上にあるページをそのまま複製できるサービス。
相手がページを削除したりリライトしても元の状態を残しておくことができるので証拠になります。
盗用が発覚した時は一番最初に魚拓をとっておきましょう!
ブログを丸パクリされたら②:Googleに著作権侵害の申請をする
次に行う行動はGoogleに著作権侵害の申し立てをすることです。
申し立ての際は盗用された部分の詳細に加え、証拠や確認できる部分などを明示します。
申し立てを行う上で注意しなければならないことは虚偽申告について。
以下はGoogleが開示してる内容です。
重要: 著作物または行為が権利を侵害しているかどうかに関する通知に虚偽記載があった場合は、申立人に損害賠償責任が課せられることがあります(費用および弁護士料を含みます)。判例では、申立人には通知提出前に著作権の抗弁、制限、例外について検討することが義務付けられています。オンライン コンテンツに関するある訴訟では、対象のコンテンツがアメリカ合衆国の公正使用の原則によって保護されていたために、申し立てを行った会社は裁判費用および弁護士料として 100,000 ドルを超える金額を支払いました。したがって、オンラインで公開されている著作物が自分の著作権を侵害しているかどうかについて確信が持てない場合は、まず弁護士に相談することをおすすめします。
出典元:著作権侵害による削除
申請を行う際に虚偽があった場合、大変なことになるので慎重に行動しましょう。
ブログを丸パクリされたら③:画像の差し替え
これは画像が直リンクされた時に別の画像に差し替えることです。
直リンクとは
自分のサーバ上にある画像を、相手先のサイトでも表示できる仕組み。
この場合、写真の権限は自分にあります。
したがって相手サイトで表示されてる画像を、下記のようなものに差し替えることが可能。
ただ盗用される度に差し替えるのは面倒です。
なので相手サイトから読み込みがあった場合にのみ、指定した画像に差し替える対策を取ります。
設定方法は下記をご覧ください。
ブログを丸パクリされたら④:ASPに通報する
相手が文章だけを盗用し、ASP広告を貼り付けてるときに行います。
パクる人の多くはASPからの収益が目的なので、通報して収入源を絶っちゃいましょう!
やり方は以下の通り。
step
1どこのASPか調べる
ASP広告の上に、マウスを置くと画面左下に、小さくASPのURLが現れます。
URLが「http://px.a8.net/~」の場合は「A8.net」が仲介業者なのでそこに通報します。
step
2お問合せフォームから申請
「A8.net」だと分かったら下記のURLから申請します。
これで以上です。比較的簡単に申請はできます。
ちなみにこの方法だと注意喚起だけで、効果があまり期待できないという声もありました。
でもやらないよりは良いと思うので参考にしてください。
ブログを丸パクリされたら⑤:加害者とコンタクトを取り削除してもらう
サイト内の問い合わせフォームやSNSアカウントから連絡を取りましょう。
伝える内容は下記を参考に。
ご担当者様
〇〇というブログを運営している〇〇と申します。
貴サイト内において記事の盗用を疑う箇所が多数見つかりましたのでご連絡差し上げました。
当該記事
(タイトル)
(URL)
【エントリー日】×年×月×日
魚拓です。
(URL)
こちらの記事ですが、私のブログ
(タイトル)
(URL)
【エントリー日】×年×月×日
に酷似しております。
掲載に至るまでの経緯説明を求めます。
尚、既にgoogleへ著作権侵害を報告致しました。
つきましては以下を要求します。
1.当該ブログ記事の削除
2.盗用に至った経緯の説明
3.(相手URL)様内での謝罪文の掲載(記事掲載の形式で)
4.Twitterアカウント〜での謝罪と経緯の説明
本件に関しまして、48時間以内に速やかにご返答下さい。
(×年×月×日、正午迄)
【連絡先】*************@gmail.com
なお48時間以内にご返答をいただけない場合はしかるべき対処をさせていただきます。
私のブログの著作権を明確に勝ち取るまで行動する所存です。
どうぞ懸命な判断を賜りたいと存じます。
ブログを丸パクリされたら⑥:相手のサーバー管理会社に通報する
サーバーには管理会社がついてるので、その管理会社に通報します。
この方法は最も効果的ですが、それゆえ最も手間がかかります。
やり方は下記になります。
対応方法
- SEOチェキで相手が使っているレンタルサーバーを特定
- レンタルサーバーの管理会社に通報
- 自分で申請書および証拠書類を作成し、郵便で送付
- 管理会社から2~3週間後に結果が届く
簡単に説明するとこんな感じ。
これは最終手段で行うと良いと思います。
詳細は下記をご覧ください。
ブログをパクリ・コピーされたときはDMCAではなく「著作物等の送信を防止する措置の申出」を
ブログのパクリ防止プラグイン:WP Copyright Protection
「WP Copyright Protection」はサイトの右クリックを無効化し、記事のコピーをできなくするものです。
さらに掲載している画像のコピー&ドラッグもできなくします。
インストールして有効化するだけで設定は完了なので簡単に導入可能です。
しかしサイトに興味がある人からすれば、コピーができない状況は不便で仕方ない。
閲覧者が引用という形で拡散することもできなくなります。
使用する場合はユーザービリティの低下も視野に入れて導入してください。
まとめ:ブログを丸パクリされたら通報しよう
丸パクリをされたら通報することが賢明です。
その際は虚偽申告に気をつけて申請しましょう。
あなたは丸パクリではなく「マネ」を心掛けてくださいね。