- ブログの見出しってどう作るの?ルールとかある?
- 収益化に繋がる見出しの作り方を知りたい
ブログの見出しにはルールがあるため、作り方が難しそうと感じる人も少なくないです。しかし、ルールは複雑ではないので初心者でも簡単に見出しは作れます。
そこで本記事では、企業メディアでWEBライターをしていた僕が初心者でも適切に見出しを作る方法を解説します。
本記事の内容
- ブログの見出しの重要性
- ブログの見出しの作り方
- 見出し構成案の作り方
見出しの作り方を間違えるとSEOにも悪影響です。収益化が遅くなってしまいますから気をつけたいところ。
特に今までなんとなく見出しを作っていた人は、本記事を最後まで読んで欲しいです。
きっと改善点が見つかるはずですよ!
ブログの見出しとは?重要性4つ
そもそもブログの見出しは何のためにあるか知っていますか?
たんなる装飾と思う方も多いですが、実は収益化に繋がる大切な要素なんです。
ブログの見出しの重要性を認識できれば、意識的に質の良い見出しを作れるようになります。
ここでは、見出しの重要性4つを紹介するので、ぜひ確認しておきましょう。
①:読者の理解度が上がる
重要性の1つ目は、読者の理解度が上がること。
見出しを入れると、文章に区切りがでます。
1回1回頭の中を整理する機会ができるので、読者が文章を理解しやすくなるのです。
②:離脱防止になる
2つ目は離脱防止になること。
下図を見るとわかりますが、見出しがない文章は「読むのに苦労しそう」という印象を与えます。
どちらが読みやすい文章かは、一目瞭然ですよね。
サイトを開いた瞬間に印象が悪かった場合、読者はすぐに離脱するため、見出しはとても重要です。
③:Googleからの評価につながる
3つ目は、Googleからの評価に繋がること。
Googleは良質な記事を上位表示させる傾向にあります。
h2・h3などの見出しタグが正しく使われているかは、上位表示の判断基準です。
上位表示されなければ、収益化も遠のきますから、見出しは重要な役割を担っています。
④:目次になる
最後の見出しの重要性は、目次になること。
目次は、記事を読み進める価値があるのか判断するための軸になります。
見出しがそのまま目次になることを考えると、読者の心に刺さる見出しを作るのはとても重要です。
目次で魅力的な記事だと伝えられれば、離脱率も下がり収益化のきっかけになるため、見出しは適当に作れないですね。
ブログの見出しの作り方
ブログの見出しはh1〜h6まであり、それぞれ役割も違います。
とはいえ、そこまで複雑なルールではありません。
見出しの作り方
- h1タグはタイトルにのみ使用
- h2は章の始まりに使用
- h3は章を構成する要素の説明に使用
- h4〜h6はh3で説明しきれない要素の説明に使用
順番に解説していきますね。
①:h1タグはタイトルにのみ使用
h1タグはタイトルにのみ使用するため、1記事で使う回数は1回。
1番大きく目立つ見出しのため、使いたくなりますよね。
ただ、クローラーが誤った解釈をしてしまうため、タイトルにのみ使ってください。
②:h2は章の始まりに使用
h2は章の始まりに使用してください。
h2は本文で使われる見出しの中で1番大きな見出し。
「ここからは別の話題だな」と読者が認識できるため、h2タグは頭の中を整理するタイミングを作ってあげられます。
ちなみに、h1と違って使用回数制限はないですよ。
③:h3は章を構成する要素の説明に使用
h3は下図のように章を構成する要素の説明に使います。
基本的には、h2とh3で1つの章が完結させられるのが理想。
h2〜h3で章を作れれば、まとまりのある記事になるため、読者が内容を理解しやすくなるからですね。
④:h4〜h6はh3で説明しきれない要素の説明に使用
h4〜h6はh3で説明しきれなかった要素を説明するために使います。
ただし、h4〜h6を使わずに見出しを考えるのが一般的。
見出しの種類が増えると記事が読みにくくなるからですね。
最低でもh4まで。h5以降を使う必要がでてきた場合は、記事をまとめられていないため、構成を考え直したほうがいいでしょう。
ブログの見出しを作るコツ4つ
ここでは、見出しを作るコツを紹介します。
見出しを作るコツ4つ
- 1見出し1ネタを心がける
- h2にはキーワードを含める
- 見出しは20文字以内にする
- 見出しは結論ベースで書く
順番に説明しますね。
①:1見出し1ネタを心がける
1つの見出しで説明するネタやテーマは1つにしましょう。
これはh2やh3など見出しの大きさに関係なく言えることです。
なぜなら、1つの見出しで別の話題が何個も上がると読みにくいから。
例えば、下記のような状態がベストですよ。
見出し構成も1見出し1ネタを念頭に考えられるといいですね。
②:h2にはキーワードを含める
h2にキーワードを含めることは、SEO対策になります。
とはいえ、見出しが不自然になるほどキーワードを含めるのは避けましょう。
キーワードの詰め込みすぎは、Googleからペナルティを受ける可能性があるので。
自分でも読みにくいと感じないのが基準ですね。
③:見出しは20文字以内にする
読みやすさの観点から、見出しは20文字以内にするのが理想です。
とはいえ、どうしても文章が短くならないこともあります。
そのときは「つまり?」と客観視点で文章を考えてみるといいですよ。
スッキリした見出しが作れるようになります。
④:見出しは結論ベースで書く
結論ベースとは、その章の答えです。
例えば、下記のような感じ。
- h2 ブログのペルソナ設定とは?目的や作り方を解説
---h3 ブログのペルソナ設定はニーズの本質を捉えることが目的
---h3 ビジネスで使うペルソナ設定ほど細かくなくていい
---h3 ブログのペルソナ設定は読者の顔が浮かぶ程度でいい - h2 ブログでのペルソナ設定の方法【具体例アリ】
---h3 手順①:キーワード選定を行う
---h3 手順②:検索意図の把握
---h3 手順③:5W1Hで検索背景を考える
---h3 手順④:サイト全体の方向性も加味する - h2 ブログでペルソナ設定をする際の注意点・コツ
---h3 ペルソナは思いこみや先入観で設定しない
---h3 設定するペルソナの人数は複数にしない - h2 ブログのペルソナ設定後にすべきこと
---h3 記事を書く
---h3 順位を計測する
---h3 リライトする
見出しをみると、読者の悩みに対する答えがはっきり書いてある状態です。
これなら、ストレスを感じにくい見出しになるため、記事を読んでくれやすくなりますよ。
魅力的な見出しを作るためには構成案が必要
構成案とは、下記のようなもの。
執筆する前に構成案を作ることで下記のメリットがあります。
見出し構成案を作るメリット
- 見出しのクオリティが上がる
- 過不足のない情報提供ができる
- 執筆スピードが上がる
簡潔に説明しますね。
メリット①:見出しのクオリティが上がる
構成案があると、事前に全ての見出しを把握することができます。
そのため、読者に刺さる言い回しにするなど、より高いクオリティの見出しへ改善が可能。
魅力的な見出しを作るきっかけになるので、事前に見出し構成案を作ることは欠かせません。
メリット②:過不足のない情報提供ができる
見出し構成案を作ると、情報の抜け漏れが確認できます。
そのため、伝えるべき内容をきちんと提供できるように。
記事の網羅性がUPするため、読者満足度の高い記事が作れますよ。
読者満足度の高い記事は上位表示のきっかけにもなるので、見出し構成案は大切ですね。
メリット③:執筆スピードが上がる
構成案を作ると、何を書くべきかわかるようになります。
執筆に迷いがなくなるため、執筆時間の短縮に。
ブログ初心者は、構成作りと執筆を並行して行いがち。そのため、記事を作るのに時間がかかる人が多いです。
ちなみに、僕は1記事に1週間かかってましたが、今では1日で終わるようになりましたよ。
ブログの見出し構成案を作る手順5つ
ここからは見出し構成案を作る手順を解説します。
手順5つ
- 狙うキーワードを決める
- 関連キーワードを洗い出す
- 検索意図を調べる
- ペルソナを考える
- 見出し構成案を作る
順番に説明しますね。
手順①:狙うキーワードを決める
まずは、何のキーワードで記事を書くのか決めましょう。
見出しはキーワードをベースに考えるので、必須作業となります。
また、狙ったキーワードの競合が強すぎると記事が読まれないため、キーワード選びはとても重要ですよ。
勝てるキーワードの選び方については、下記記事で解説しているので参考にしてください。
手順②:関連キーワードを洗い出す
メインキーワードが決まったら、関連キーワードを洗い出しましょう。
関連キーワードを確認することで、ユーザーの悩みを深掘りできます。
深掘りできれば、記事の深みが増すので、薄っぺらい記事にはなりませんよ。
関連キーワードは下記の方法で探してみてください。
関連キーワードの探し方
- ラッコキーワードでサジェストキーワードを取得する
- キーワードを検索した画面の一番下に出る「他のキーワード」をメモ
このとき、メインキーワードとは関連性の低いキーワードもでてくることが。
内容の深い記事を書くために、上記は候補から外してしまってOKですよ。
手順③:検索意図を調べる
関連キーワードを洗い出したら、検索意図を考えます。
検索意図とは「ユーザーは何に悩んでどんな情報を求めてキーワードを検索したのか」という部分。
検索意図を調べれば、どんな情報を記事にすればいいのかわかるためとても大事な作業です。
下記の記事では、検索意図の調べ方を丁寧に解説してます。調べ方がわからない人は、ぜひ参考にしてくださいね。
手順④:ペルソナを考える
ペルソナとは、キーワードを検索するユーザー像のこと。
前項で調べた検索意図を持つユーザーは、どんな特徴の人なのかを考えます。
ペルソナがわかれば、読者に刺さる言葉で見出しが作れるように。
ペルソナの考え方は意外と簡単ですよ!気になる方は下記の記事を参考にしてみてください。
手順⑤:見出し構成案を作る
見出し構成案は、下記の流れで作っていきます。
ポイントは、まず読者が1番知りたい情報(顕在ニーズ)をしっかり提供し、追加情報(潜在ニーズ)をだす流れにすること。
前提条件については、伝えたほうがいいユーザーなのか吟味したうえで、執筆するといいでしょう。
ブログの見出し構成案を作るコツ3つ
最初は見出し構成を作るのに苦労する人も多いと思います。
そこで効率的に構成案が作れるよう、コツを紹介するので参考にしてください。
見出し構成案を作るコツ
- 上位記事の見出しを参考にする
- 何もみないでも文章が書ける状態にする
- 見出しに使うフレーズを知る
順番に解説しますね。
①:上位記事の見出しを参考にする
記事が上位表示しているということは、ある程度正解の記事構成になっているということ。
なので、上位記事を参考にしない手はないです。
例えば、ラッコキーワードを使うと上位20記事の見出しを一覧で表示してくれます。
めちゃくちゃ便利なツールですね。
見出しの作り方がわからなくなったら、1番初めに参考にするといいですよ。
②:何もみないでも文章が書ける状態にする
見出しが作れない原因として、やりたいジャンルの知識が不足していることが考えられます。
見出しは何を伝えるか把握したあと、その内容をどの順番で伝えるのか考えるのがセオリーです。
そのため、何を伝えればいいのかがぼんやりしていると、見出し構成を考えるのに苦労します。
なので、見出しを作る前に狙うキーワードではどんな情報が必要なのか、知識をためておくのがとても大切。
何もみないでも文章が書ける状態まで知識をつけて、スムーズに見出し構成を考えましょう。
③:見出しに使うフレーズを知る
見出しに使われるフレーズには、ある程度傾向があります。
上記を知って、フレーズのボキャブラリーを増やせば、見出し構成も作りやすくなるはず。
下図は見出しでよく使われるフレーズ集です!
僕もよくお世話になってるフレーズになります。
ぜひ参考にして、見出し構成作りの効率を上げてください!
ブログの見出し構成を作った後にやるべきこと
見出し構成を作ったら、各見出しで何を伝えたいのか明確にしましょう。
下図のようにメモしておくイメージです。
メモする内容は、下記を基準に考えるといいですよ。
- この章の目的は何か
- 目的を果たすために必要な要素は何か
執筆スピードも格段に上がりますよ。
ここまでできたら、見出し構成の完成!
魅力的な見出しになってるはずなので、検索順位にも変化が見られるはずです。
ブログの見出しに関するよくある質問
ここでは、よくある質問を紹介します。
Q.ブログの見出しのデザインをお洒落にするには?
A.有料テーマの導入がオススメです。
僕はアフィンガー6というテーマを利用していますが、見出しのデザインは幅広いです。
アフィリエイトに特化したテーマなので、特にSEOで勝ちたい人は使う価値アリですよ。
下記ではアフィンガー6のメリット・デメリットなどを紹介しているので、気になる人は参考にしてください。
Q.ブログの目次の作り方は?
プラグインを使うのが1番早いですよ!
僕は「Table of Contents Plus」という目次プラグインを使って目次を作っています。
必要な機能は揃っているので、これを使えばOKですよ。
Q.同じhタグが連続してもいい?
A.全然OKです!
例えば、h2タグのあと、h3が3つ連続してもSEO的に問題ないですよ。
まとめ:ブログの見出しを作ったら記事を書いていこう!
今回はブログの見出しの作り方を紹介しました。
まとめると下記のとおり。
ブログの見出しの作り方
- h1タグはタイトルにのみ使用
- h2は章の始まりに使用
- h3は章を構成する要素の説明に使用
- h4〜h6はh3で説明しきれない要素の説明に使用
見出し構成案を作る手順5つ
- 狙うキーワードを決める
- 関連キーワードを洗い出す
- 検索意図を調べる
- ペルソナを考える
- 見出し構成案を作る
魅力的な見出しを作れれば、必然的に質のいい記事に近づきます。
収益化のきっかけになるため、今回紹介したことはぜひ記事作りにいかしてくださいね!
今回は以上です!