- 上位表示するには検索意図が大切って聞いたけど、どうやって考えればいいの?
- 検索意図を簡単に調べる方法を知りたい!
たしかに読まれる記事を書くには検索意図の把握はとても重要です。ただ、検索意図というワード自体、初めて聞くのでイメージが湧かない人も多いはず。
そこで本記事では、WEBライターで上位記事を量産し、数ヶ月で3サイトを任された僕が、初心者でも的確に検索意図を把握できる方法をお伝えします。
本記事の内容
- 検索意図とは
- 検索意図の考え方
- 検索意図の調べ方
- 調べた検索意図を最大限活かすコツ
- 正確な検索意図の把握ができていたか確認する方法
特に、なかなか記事が上位に行かない人は必見ですよ。僕は検索意図の考え方を知ってから激的に記事の順位が変わりましたからね。
結果が出なくて苦しんでる方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください!
検索意図とは上位表示のために理解すべき最重要項目
そもそも検索意図とは、ユーザーがキーワードを検索する理由のこと。
もう少し具体的にいうと下記のとおり。
検索意図とは
- ユーザーの悩み
- ユーザーの疑問
- ユーザーの欲求
- ユーザーの痛み
とはいえ、これだけでは検索意図が上位表示になぜ重要なのかわからないはず。
詳しくは、次の項目をみてみましょう。
検索意図の把握はユーザー満足度の最大化に繋がる
検索意図の把握ができると、ユーザーが見落としていた悩みや記事を読んだ後に浮かぶ悩みを記事に落とし込めます。
例えば、検索時はオススメのシャンプーが知りたいだけであっても、記事を見ていくと気になるシャンプーが3つほど出てきて別の悩みも出てくることはあるはず。
そんなとき、シャンプー3つを比較できる内容が先回りして書いてあれば、記事に対する満足度は高くなりませんか?
このように検索意図が把握できれば、一手先・二手先を読んだ記事が書けるのでユーザー満足度の最大化につながります。
そして、上位表示される記事というのは、このように検索時にユーザーが浮かんでいる悩み+αの悩みをも解決できる記事のこと。
上記を満たす記事を作るには、ユーザーの悩みを把握することは欠かせないため、検索意図を知るのはとても重要なことなのです。
検索意図を満たした記事=Googleが求める記事
検索意図を満たした記事は、ユーザーだけでなくGoogleからの評価も高くなります。
「すばらしい」では足りない。
たとえユーザーが自分の探すものを正確に把握していなくても、ウェブで答えを探すこと自体はユーザーの問題ではなく Google の問題です。Google は、全世界のユーザーがまだ具体的にイメージしていないニーズを予測し、新たなスタンダードとなるサービスを作り出しています。
参照:Googleが掲げる10の事実
上記はGoogleが掲げる理念であり、Googleが求めるコンテンツ像です。
検索意図に120%応えるコンテンツこそ、上位表示に値するコンテンツだと言っています。
検索順位を決めるのはGoogleです。
そのGoogleが検索意図を満たしたコンテンツを評価すると言っているのだから、検索意図の把握がどれだけ重要かは分かりますよね。
検索意図を120%理解するための考え方
ここからは、上位表示するコンテンツを作るにあたって、検索意図を120%理解するための考え方をお伝えします。
そもそも検索意図は下記の2種類あります。
検索意図の種類2つ
- 顕在ニーズ
- 潜在ニーズ
上記の考え方を知れば、検索意図のマスターに近づくので丁寧に解説しますね。
顕在ニーズ:検索意図を100%まで理解
顕在ニーズとは、ユーザーがキーワードを検索する際、すでに思い浮かんでいる悩みや今すぐ欲しい情報のこと。
例えば、「マッチングアプリ 可愛い子」と検索したユーザーがいたとします。
このユーザーは検索時にどんな悩みがあり、どんな情報を欲していると思いますか。
恐らく、
- マッチングアプリに可愛い子っている?
- 可愛い子がいるマッチングアプリは何?
という顕在ニーズがあり、これを満たせる記事を探しているはず。
顕在ニーズはユーザーが今まさに解決したい悩みなので、顕在ニーズを解決できる記事を書くだけでも満足度100%の記事になります。
しかし前述したとおり、上位表示するためには一手先・二手先の悩みも解消しなければいけません。
そこで検索意図を120%まで理解するには、潜在ニーズが必要になってきます。
顕在ニーズ
- 検索時にすでに浮かんでいる悩みや今すぐ欲しい情報
- 顕在ニーズは満足度100%の記事を書くのに必要
- 顕在ニーズだけでは上位表示できる記事とは言えない
潜在ニーズ:検索意図を120%まで理解
潜在ニーズとは、ユーザーが検索時にはまだ気づいていない悩みやそもそもの目的など。
下記のような考え方をすると、潜在ニーズは見つけやすいでしょう。
潜在ニーズは、Googleが求める満足度120%のコンテンツを作るのに必要不可欠な要素です。
例えば、あなたが気づいていない課題を顕在化してくれたうえで、解決方法まで教えてくれた営業がいたとしましょう。
あなたは必ず他の営業よりもこの人から商品を買いたいと思うはず。
このように潜在ニーズがわかれば唯一無二の存在になれるので、ユーザーにもSEOにも効果的なのです。
潜在ニーズ
- 潜在ニーズは検索時にユーザーが気づいていない悩みやそもそもの目的。
- 潜在ニーズの把握は競合と差をつける武器になる
- 潜在ニーズを満たせばユーザーと検索エンジンに好影響を与えられる
検索意図の調べ方8つ
ここからは検索意図の調べ方をお伝えします。
検索意図の調べ方8つ
- 自分の経験から検索意図を考える
- サジェストキーワード・関連キーワードから検索意図を調べる
- Twitterで検索意図を調べる
- Q&Aコミュニティで検索意図を調べる
- 口コミから検索意図を調べる
- メタディスクリプションから検索意図を調べる
- 検索1位~5位の記事から検索意図を調べる
- 友達との会話を想像して検索意図を考えてみる
上記は僕が検索意図を調べるときに、行っている手順です。
このとおりに進めば、顕在ニーズも潜在ニーズも把握できます。
検索意図を把握するときの考え方もお伝えするので、すぐに実践できると思いますよ。
手順①:自分の経験から検索意図を考える
まずは、自分がユーザーと同じ立場だった場合、どのような意図でキーワードを検索するか考えましょう。
自分も体験したことのあるキーワードなら、ユーザーの気持ちもわかるため、精度高く検索意図を把握できるはず。
全く経験のないキーワードなら、次の手順にいってOKですよ。
手順②:サジェストキーワード・関連キーワードから検索意図を調べる
サジェストキーワードや関連キーワードから検索意図を調べてみましょう。
サジェストキーワード
サジェストキーワード
- サジェストキーワードは検索者本人が入力したキーワードや過去に検索したキーワード、そして他ユーザーが検索したキーワード等を表示。
関連キーワード
関連キーワード
- 関連キーワードは多くのユーザーの関心事を反映したキーワード。サジェストキーワードと違い、過去自分が検索したキーワードは含まれません。
例えば、ふるさと納税と検索すると、下記の関連キーワードがでてきました。
- ふるさと納税 楽天
- ふるさと納税 シミュレーション
- ふるさと納税 仕組み
- ふるさと納税 限度額
- ふるさと納税 デメリット
- ふるさと納税 ランキング
- ふるさと納税 おすすめ
- ふるさと納税 サイト
これらを参考にすると「ふるさと納税」と検索する人は、「ふるさと納税を楽天でしようと思っているんだな」「仕組みを知りたいんだな」という意図が見えますね。
このように各キーワードを分析し、ニーズを探っていきましょう。
手順③:Twitterで検索意図を調べる
Twitterでキーワードを検索して検索意図を探ってみましょう。
ツイートを参考にすると、検索背景やユーザー属性が見えてきます。
例えば、「ペアーズ Omiai 違い」と検索してみると下記のツイートを発見。
このツイートから「ペアーズ Omiai 違い」と検索する人は「いいね数がどれくらい違ってくるのか知りたい」という悩みがあることがわかりました。
ツイートを分析することで、より具体的な悩みを知れるってことだね!
ユーザー属性もわかる
ちなみに、ツイートしてる人のプロフィールや他ツイートを参考にすることで、ユーザー属性がわかります。
どんな人がキーワードを検索するのかわかれば、ニーズを想像しやすくなりますよ。
例えば、前述したツイート主でいえばプロフィールに下記の記載がありました。
テニスしたい プログラミングしたい ゴロゴロしたい pcつくりたい
この内容から「ペアーズ Omiai 違い」を検索するユーザーの中には、下記属性の人がいると想像できます。
- 職業:IT系
- 趣味:テニス・PC作成
- 性格:あまり活発ではない、のんびり好きなことをしていたい
ニーズ把握の正確性を高めるためにも、プロフィール確認はオススメですよ。
手順④:Q&Aコミュニティで検索意図を調べる
Q&Aコミュニティとは、下記になります。
Q&Aコミュニティ一覧
無料でユーザーの悩みを確認できるサイトなので、検索意図の把握にはうってつけ。
やり方はTwitterで検索意図を調べるときと同じ要領です。
ユーザーが投げかけてる質問を参考に、検索背景を考えてみましょう。
手順⑤:口コミから検索意図を調べる
商品やサービスの口コミが見れるのであれば確認しましょう。
下記プラットフォームでは口コミが確認可能です。
口コミが確認できるサイト
口コミを参考にすると、顕在ニーズや潜在ニーズ・ユーザー属性がわかります。
僕は検索意図に迷ったときは、特にYouTubeのコメント欄を参考にすることが多いですよ。
「みんなこういう悩みがあって検索するのか」とよく腑に落ちてます。
検索意図に迷ったら、YouTubeでキーワードを検索してみましょう。
記事に合いそうな動画のコメント欄をみると検索意図の把握がしやすくなりますよ。
手順⑥:メタディスクリプションから検索意図を調べる
メタディスクリプションとは、下記のこと。
メタディスクリプションには、キーワードを検索するユーザーの一番関心のある内容が表示されます。
つまり、メタディスクリプションを見れば顕在ニーズがすぐにわかるということ。
1ページ目に表示されているメタディスクリプションは全て確認しておくといいですね。
表示されているメタディスクリプションの傾向を読み解くと、正確な顕在ニーズの把握につながりますよ。
手順⑦:検索1位〜5位の記事から検索意図を調べる
検索上位の記事は検索意図の把握に成功している傾向にあります。
そのため、検索1〜5位の記事を分析し検索意図を把握するのはオススメ。
上位記事の見出しを見て、下記のことを確認してみてください。
- 今まで出した検索意図は正しかったか方向性を確認
- 書き出した検索意図の過不足を確認
もし、これまで書き出したニーズの中に上位記事にはないニーズが含まれていたとしても心配はいりません。
論理的な理由があるのであれば、検索意図として候補にいれときましょう。
手順⑧:友達との会話を想像して検索意図を考えてみる
最後に、もし友達がキーワードに関して相談してきた場合の会話を想定して、検索意図を考えてみましょう。
例えば「マッチングアプリ 可愛い子」というキーワードの場合、こんな会話になるはず。
友達:マッチングアプリって可愛い子っているの?
自分:全然いるよ!実際に会ったことあるし。
友達:まじか。どんな可愛い子だった?
自分:顔は綺麗目で服装なフェミニンな感じ。大人なお姉さん系だったな。俺が使ってたアプリはそういう可愛い子が多かった。
友達:アプリによって可愛い子の系統が変わるの?
自分:結構変わるね。さっき言った可愛い子はペアーズだな。20代前半で活発な可愛い子を求めてるならタップルとかかな。
友達:でも可愛い子にそんな簡単に会えないでしょ?
自分:工夫は必要だね。プロフィール文とか写真とかメッセージとか。もしやるんなら教えるよ。
友達:まじ?!じゃあ俺に会ってるアプリから教えて。
会話からわかった顕在ニーズ・潜在ニーズは下記のとおり。
顕在ニーズ
- マッチングアプリって可愛い子いる?
- どれくらい可愛い子っている?
- どんな可愛い子がいる?
- マッチングアプリによって可愛い子の系統が変わる?
- マッチングアプリごとの可愛い子の特徴を知りたい
潜在ニーズ
- 可愛い子に会うコツを知りたい
会話で検索意図を想像してみると、上位記事にもない潜在ニーズの発見につながることもあります。
最初は顕在ニーズ・潜在ニーズの分け方は慣れないかもしれませんが、ひとまず検索意図を書き出せればOKです。
今後は以上の手順7つを参考に、検索意図を調べてみてください!
上位表示を目指すために!調べた検索意図を最大限活かすコツ
上位表示する記事を作るためには、調べた検索意図をうまく活用する必要があります。
活用方法は下記のとおり。
調べた検索意図を最大限活用する方法
- キーワード選定
- 検索意図を活かしてペルソナを作る
- 検索意図を活かして見出しを作る
- 検索意図を活かして記事を書く
順番に説明しますね。
①:キーワード選定
検索意図を的確に把握しても、そもそもキーワード選定がうまくできていないと競合が強すぎて上位表示できません。
そのため、検索意図を調べる前にキーワード選定を徹底することが大切です。
今までキーワード選定をおろそかにしていた人は【超初心者向け】ブログのキーワード選定を丁寧に解説!キーワードの効果的な活用法もを参考に、キーワードの選び方を身につけましょう。
始まりが間違っていたら、それ以降の作業がムダになってしまいますからね。
②:調べた検索意図を活かしてペルソナを作る
検索意図を調べたら、ペルソナ設定をしましょう。
ペルソナ設定とは、検索しているユーザーがどんな人物像(ペルソナ)なのか設定すること。
ペルソナ設定をするとニーズの本質がわかるため、上位表示する記事を作るには欠かせません。
検索意図を参考にしつつ、ペルソナを考えると精度の高いペルソナ設定ができますよ。実践するときは、下記の記事を参考にしてください。
③:調べた検索意図を活かして見出しを作る
洗い出した検索意図は、見出しに落とし込んでいきましょう。
見出しを作らず記事を書く人もいますが、オススメしません。
なぜなら、見出しを最初に作ると
- どの順番で情報を並べるか決まっているため、執筆速度が向上
- 抜け落ちている情報がないか確認可能
といったメリットがあるから。
調べた検索意図をムダにしないためにも、最初に見出しは作っておきましょう!
④:調べた検索意図を活かして記事を書く
記事を書くときにも、検索意図は活かせます。
検索意図がわかっていると読者像がはっきりするため、読者の心に刺さる文章作りができるからです。
特にアフィリエイトをするなら、感情をゆさぶり読者を行動に移させる文章を書くことは大切です。
記事を書くときは洗い出した検索意図をもとに、読者のおかれている状況や状態を想像しながら文章を書いてみましょう。
正確な検索意図の把握ができていたか調べる方法
結論、検索順位チェックツールを使って記事の順位が上がっているか確認することです。
なぜなら、順位が上がってくれば正確な検索意図の把握ができていたと言えるから。
順位チェックツールの有名どころは、Rank TrackerとGRCです。
Macユーザーであれば、Rank Tracker一択ですね。月7桁稼ぐブロガーから初心者ブロガーまで幅広く愛用されているツールですよ。
さっそく検索意図の考え方を参考に記事を作成してみよう
今回はブログにおける検索意図の考え方や調べ方を紹介しました。
内容をまとめると下記のとおり。
検索意図の考え方
- 顕在ニーズの分析で検索意図を100%まで理解
- 潜在ニーズの分析で検索意図を120%まで理解
検索意図の調べ方
- 自分の経験から検索意図を考える
- Twitterで検索意図を調べる
- Q&Aコミュニティで検索意図を調べる
- 口コミから検索意図を調べる
- メタディスクリプションから検索意図を調べる
- 検索1位~5位の記事から検索意図を調べる
- 友達との会話を想像して検索意図を考えてみる
紹介した考え方・調べ方を参考にすれば、上位表示のきっかけになるはずです。
特に何十記事も書いて順位が上がらない人は、検索意図の把握ができていない可能性大なので、ぜひ参考にしてほしいです。
次ブログを書くときは、この記事を見ながら手順にそって検索意図を探ってみてください。
今回は以上です!
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